鶏肉の歴史

鶏肉は世界の全食肉生産・消費の3分の1を占める。
鶏肉の特長は、食肉の中で最も短期間で最も効率的に生産できること、及びその食用に宗教的禁忌が無いことである。
今後、世界の食糧需給が逼迫する中で、鶏肉はますます有用な動物性たん白食品として食肉の中でのシェアを高めて行くだろう。
鶏肉の生産で最も重要なのは、飼育環境や飼育技術もさることながら、肉用鶏の産肉能力である。
肉用鶏の産肉能力は、過去数千年に及ぶ家禽化の歴史の中で飛躍的に向上し、特に20世紀後半以降画期的な改良が行われた。
鶏の祖先は、現在でも東南アジアの熱帯圏に生息している赤色野鶏で、紀元前5,000年前後に中国やインドで家禽化され、東西へ広がっていったとされています。
鶏は鳥類のなかではキジ科ニワトリ属に分類されます。
私たちが慣れ親しんでいる鶏の姿は、四千年以上昔に人間が野生の鶏類を飼いならして創り上げたものです。
これら野生の鶏は、主に東南アジアに分布していて、4種類います。
赤色野鶏、セイロン野鶏、灰色野鶏、緑襟野鶏で、その中の赤色野鶏が鶏の祖先だと考えられています。
雌鶏はある時期がくると産卵を続け、6~10個強を巣に産みつけるとそのまま抱卵に入り、ふ化まで種卵を温めます。
巣から卵を取り出しても卵の数がそろうまでまた産み足す性質を持っているため、この補卵性を利用されてたくさんの卵を産むようになりました。
このような雌鶏の性質を淘汰することで産卵性の向上をはかり、卵用種の採卵鶏がつくりだされました。
現在の卵用鶏は年間 300個の産卵を行います。